2011年2月1日火曜日

入門チュートリアルの学習ポイント

(状況)
入門者向けのチュートリアルはHoudiniに限らず
UIの説明、画面操作、ショートカットなど実際のシーンをつくる以外の部分がたくさん入っている。
これらを取り除けば、入門段階で作るシーンは大体シンプルである。

しかしながら、それら操作に関する物は、大量の物が一度に説明されており、チュートリアルを一度やったぐらいで、すべて覚えることはできない。
かといって、必要なときにチュートリアルを開き、必要なところを探すのは時間の無駄になる。

また記憶することに気を取られると、シーンを作っていく手順などはあまり頭に入らなかったりする。


(対策)
シーンの作成部分とGUI操作関連は注意を別に向けたほうがよい。
これらは別々のことである。


ここではGUIに関しての学習を取り上げる。

必要最低限覚えておくべき事は、ビュー操作(カメラ操作、画面の切り替え方法)
これは、 そのチュートリアルをみながら操作し、体に覚えさせるべきである。

これは一番最初から、頻繁に必要となる操作で、通常はショートカット無しでは操作できない部分だからだ。

もし、GUIからの操作だと手間がかかりすぎる物があれば、そちらも覚えておいた方がよいかもしれないが、通常はあまりないと思われる。



大まかなアイコンのレイアウトを体験しておく
 ショートカットを覚えていないとき、頼りになるのはGUIにあるアイコンである。
 GUI上では大体似たような機能はグループ化されているので、その大体のグループ分けと位置を覚えておけば、あとは手探り(ためしにクリックしてみるとか)でも、何とか使うことは出来る。
ただし、GUIレイアウトの図説などが手元にあり、いつでも参照できる状態であれば、必死に記憶しなくてもいつでもそれを参照すればよい。
ただ一度、触っておき身をもって体験しておくことが重要




一番重要なのは以下のこと
1)GUI操作を、メモに残す(シーンの作成メモとは分ける)。
(ソフトメーカーがまとめた、わかりやすい資料を準備してあればそれを使っても良いが、情報過多で必要な事をすぐに見つけることが難しい物も多いので注意。)
2)そのメモは即座に見る事ができるようにする
3)作業している間少しでも疑問が起きたらすぐに参照して明確にする
4)ショートカットなどは一度に少しづつ使い。いったん使い始めたら意識して使い続ける。
意識しなくても使えるようになってきてから次のショートカットに移る。


メモを残す要点は、後にチュートリアルを進めている時、この情報へ即座にアクセスするため
このアクセス時間、(目的の名称やキー操作を即座に見つけられる時間)は非常に大切


ショートカットなどは、覚えると便利だが、入門時点ではさほど重要ではない。
それを覚えることに時間を費やすよりも、他に時間と頭を使った方ができることは増える。
また、メーカー側がまとめたショートカットリストは数が多くて目的の物を見つけるのに時間がかかりすぎることがある。
チュートリアルで教えるのはその中でも優先順位が高い物が多いので、とりあえずそれらを即座に参照して数多く体験して覚えられる方が良い。




メモの中に知りたいことを見つけるために時間がかかれば、それだけやる気や集中力を損なってしまう。
結果的に「そのソフトを覚えるのは難しい」とどこかで感じ、挫折する一つの原因となってしまう。

ビデオチュートリアルを開いて目的の説明がどこに合るのかを探すのは時間がかかりすぎて、今やっている事を忘れてしまったり面倒くさくなって参照すること自体をやめてしまう事もある。
これを防ぐだけで、学習を継続する後押しとなる。

できれば紙のノートか印刷した物を手元に置いておくのがよいだろう。

わずか数秒の違いかも知れないが、心理的効果はある。



「あっあれなんだっけ?」
「こうだよ」
とすぐに教えてくれる人が隣にいるような物である。



「あっあれなんだっけ?」
ビデオファイルを探して、動画再生ソフトを開き、タイムラインをスクラブして目的の説明をしているところを探す。
これは非常にめんどくさい。


-------------
以上はGUI操作に関する部分。
シーン作成(実際にノードを作ったり接続したりする作業)は、また別のアプローチをとったほうがよい。

(注:以上の内容は、私が独自に考えた方法です。万人に効果があるのか、また最高に良い方法なのかはわかりません。)

0 件のコメント:

コメントを投稿